根管治療・歯内療法を理解する

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根管治療とは

根管治療とは、歯の神経を取る「抜髄」や細菌感染した根っこの中をきれいにする治療のことを言います。

この治療は歯を残す上で非常に重要な治療なのですが、現在、保険で十分な根管治療を行っている歯科医院は日本に少ないと言っていいでしょう。そのため治療後に再発をおこすケースが多々あります。

当院の治療コースにあるマイクロエンドでは、マイクロスコープを用いて徹底した根管治療を行っております。

診断に有効なアメリカ歯内療法の基準

「American Association of Endodontists」Treatment Options for the Compromised Tooth A Decision Guide

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根管治療・歯内療法を理解する

根管治療について、よくご理解していただきたいのです!

根管治療とは、虫歯が原因で歯の痛みが生じ、そのため歯の神経を取ったり、あるいは、根管(歯の根の中のトンネル状の通路)の中に細菌が侵入し、感染により炎症を起こした状態を改善するために、根管内をきれいにするための治療です。

さて、神経を取ったのに、もう痛くならない。あるいは、もう一生大丈夫だと思っていらっしゃる患者様がいらっしゃるとしたら、それは大きな誤解です。

神経を取った歯は様々な危険性が増し、歯の寿命を縮めることにつながります。
お口の中は細菌でいっぱいです。例えは悪いですが、うんこの中の細菌数と歯垢の中の細菌数は同じだと言われています。だから、歯垢がたまると、口臭がするのは当然です。その、細菌だらけの環境の中で、根管内に細菌が侵入し、感染することは難しいことではありません。

では、いつ感染しているのでしょうか? 考えてみてください。分かりますか?

感染の原因は大きく2つあります

1

根管治療中に感染

2

根管治療後の感染

根管治療中の感染を防ぐには、精度の高い根管治療をすることです。細細菌の侵入に注意し、根管内に既にいる細菌を徹底的に除去することです。2)の根管治療後の感染を防ぐには、最終補綴物(差し歯、かぶせる歯、詰め物)の精度をあげることです。

次の研究結果を良く考えてください。これはアメリカの大学での研究結果のデータです。

  根管治療 補綴処置 成功率
[1] ○精密な治療 ○自費の補綴 91.4%
[2] △精密ではない治療 ○自費の補綴 67.6%
[3] ○精密な治療 ×保険の補綴 44.1%
[4] ×精度の悪い治療 ×保険の補綴 18.1%

[1]根管治療も補綴処置も精度が良いと長持ちする可能性が高い
[2]根管治療は普通で補綴の精度が良い
[3]根管治療の精度が良く、補綴の精度は良くない
[4]根管治療も補綴処置も悪い場合は再治療の可能性が高い

最も、再治療の可能性を避けられるのは、精密な根管治療と最終補綴処置をすることです。これは、細菌の侵入を最も防ぐことができるからです。一方、最も再治療の可能性が高いのは、精度の悪い根管治療と補綴処置です。つまり、細菌が侵入しやすいことを意味しています。

では、精密な根管治療とそうでない根管治療の違いは何でしょうか?
その違いは、診査・診断力、技術力、使用器具・機械・設備、使用薬剤にあります。
そして、精密な補綴処置とそうでない補綴処置の違いは何でしょうか?

その違いは、保険か自費(保険外)かの違いです。ここには、全ての製作過程、材料、製作職人において、圧倒的な違いがあります。どんな補綴物を入れるかは、歯科医師と患者様の間で相談し選択することが可能です。 しかし、 根管治療を保険のみで対応してきた日本の現状においては、先進国の中で、日本の再治療の頻度がものすごく高いという結果がでています。つまり、根管治療のレベルに差がありすぎるのです。この状況を変えていかなければ、歯を失うリスクを低くすることができないと実感しました。

そこで、歯内療法の臨床と研究の分野では世界トップレベルのペンシルバニア大学歯内療法科で専門教育を受け、専門医の資格を取得された石井先生(都内で歯内療法専門の歯科医院を開業)を師事し、1年間のペンシルバニア大学式歯内療法トレーニングコースを終了後、超精密根管治療を可能にした、マイクロスコープを導入しました。アメリカでは歯内療法専門医による根管治療はスタンダードです。そして、専門医による根管治療は1歯につき10万円~20万円の治療費がかかります。

最後にお伝えしたいことは、患者様には補綴物を保険か自費か選択していただいておりましたが、根管治療も保険か自費かを選択していただきます。自分の歯ができるだけ再治療せず、長期に保存できるようにするために、自費の根管治療という選択肢も考えてみてください。無理におしつける気持ちはありません。内容を良くご理解していただき、価値を感じてくださる患者様には、こうした治療があるのだと分かっていただきたいのです。

STARデンタル南八幡クリニックでは、根管治療や歯髄保存など、歯内療法は保険で行なっておりません。

歯を残すための精密な治療ですので、保険内での治療では、器具や材料に限界があります。

ご理解の上、ご予約お願い致します。

自費の根管治療の詳細

  初めて神経を取る場合、すでに神経がなく再根管治療する場合
検査料
(必須)
12,000円(税別)
(治療を行うための検査ですので必ず行います)
前歯 60,000円(税別)
小臼歯 80,000円(税別)
大臼歯 100,000円(税別)
外科的歯内療法
(オプション)
+50,000円(税別)
MTM歯髄保存療法
(オプション)
+40,000円(税別)
(別途、詰め物の料金がかかります)
  • 歯の状態が悪く、抜歯に至る場合もございます。
  • 根管治療後の補綴処置(被せ物)は保険外となります。
  • 精密な根管治療には1回の治療時間が60分~90分かかります。
  • 使用器具、薬剤は保険の根管治療では使用しない、特殊なものを使います。
    保険で使用する薬剤などは吸収したり、溶解して消失することもあり、それが、細菌の侵入の原因となることがあります。
  • マイクロスコープ(精密拡大顕微鏡)を使用し、これまで見えなかった根管内を目視にて確認にしながら治療します。
  • 自費の根管治療を希望しても、診査結果により予後不良の可能性が高い場合は、相談により治療方針を考慮していきます。
  • 歯の痛みにより、初めて神経を取る歯の根管治療には特に自費による根管治療を推薦します。なぜなら、今後の再発のリスクを軽減するために、最初が最も肝心だからです。

長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。選択するのはあなたです。
保険の根管治療だからといって、いい加減な治療はしません。ただ、保険の根管治療には限界があるのです。

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